みなさんこんにちは、MUSAKOドラム教室です♫
9月に入りましたね。
ここへきて8月下旬よりも暑さが
ぶり返してきているような、
そんな気がします。
それでも夜は以前と比べると
過ごしやすくなって、外出意欲も
そこそこ戻ってきたような。
そんな意欲も高まったところで。
夏の終わりの9月7日の夜、
これまでの人生で最も影響を受けたドラマー、
Dave Weckl が久しぶりに来日するとのことで
そのステージを観てきました。
Dave って誰?
という方のために簡単に説明すると、
世界を代表する
アメリカのトップドラマーの1人です。
主にジャズ・フュージョンと言われるジャンルを演奏し、
YAMAHAドラムの看板ミュージシャンということもあり
ここ日本でも非常に高い人気を誇ります。
近年音楽に限らず
様々な世界で"その道のレジェンド"
なんて紹介のされ方が定着していますが
間違いなくDave はドラマー界のレジェンドです。
約40年前、チックコリアのグループのドラマーに抜擢されてから
今に至るまで第一線で活躍し続けています。
彼のプレイはもちろん
生み出したドラムのフレーズ、
またプロデュースした楽器等は
今も世界中のドラマーたちに
影響を与え、使用されています。
ドラムが上手い、
売れている、ということに加えて
魅せ方、音作り、といったブランディングが
とても魅力的なミュージシャンです。
と、語りだすととまらないので、
この辺にしておきます。
不思議な感覚に陥った
さて、会場のブルーノートに到着。
10年ぶりぐらいに来たけど、
昔のこと過ぎて初めて来たような感じ。
足元こそ見えないものの、
彼を観るにはとても良い席でした。(写真参考)
(チケット購入の際に前もってざっくりエリアの指定はできます)
ブルーノートはステージ袖から出演者が
出てくるスタイルではなく、
客席後方から客席を縦断してステージに
上がっていくスタイル。
Dave が出てきた時、
お〜本物だ!
やっぱり170センチないぐらいかな?
腕が太い、髪切ったな、と
テレビで観ていた芸能人を
はじめて生で観た時みたいな、
そんな感情になりました。
それもそのはず
この10数年、彼の動画を1週間以上
観なかったことはないし、そうなるのも
無理はないか。。
なんだか、
いつも観ている画面の世界に
自分が吸い込まれていったような
不思議な感覚。
カウントの仕方から、
音の出し方、表情、親の声より聴いた
彼の手癖フレーズ。
長い年月研究して、真似してきたその
ドラミングは
確かに世界の音楽の真ん中にいて、
これまでの歴史を作ってきた音がしていました。
間違いないもの
これが世界を獲る音か。
これが良いドラムか。
音楽・芸術の分野は特に
本来何が1番で、何が正解か、
それらは各々が持っていれば良い。
とされがちですが
時にその概念をこえて、
誰がなんと言おうとこれは
世界のトップ、正解だ、
というものが確かに存在します。
名だたる名人ドラマーや
ミュージシャンたち、雑誌等の媒体や
昨今ではSNSからのDave に対する評価。
そして日頃から
自分が研究しているときに抱く感覚、
を考えれば
それこそ誰がなんと言おうとトップ、
レジェンドドラマーなのは
重々承知していたのですが
実際に見聞きして、より確信できた
というのはとても良かったです。
実際に生で見聞きするか、しないかで
自分の気持ちが変わる。
正直生で見て
想像の遥か上をいくな〜!とか
全然動画と違う!
とは、このステージではなりませんでした。
さっきの話じゃないですが
テレビでたくさん観てた芸能人、
きっとこんな感じだろうな、というものが
生で見てより確信に変わった、という感じです。
それは僕自身の知識や想像力、
またそのほかの一流ドラマーを見聞きしてきた
という経験の分母がそうさせたのかもしれません。
しかしやっぱり良い音していたなぁ。笑
感、嘆、といったところです。
p.f.小曽根さんがラスト、飛び入り参加して
Dave のアコースティックバンドのアルバム、
Of the Same Mindで聴き慣れた
二人の掛け合いが聴けたのも、
ファンとしては沁みるものがありました。
こうなってくると
トムケネディも聴きたいな…
もちろんパティトゥチも。
そりゃオズノイも、ゲイリーミークも。
なんて最後拍手しながら考えて。
…話が逸れました。
翌日もDaveの音を聴いた
ステージは大盛況のまま終焉。
ただ僕の中の本題(?)は
明日なのだ。
後編へ続く。