LIVEを終えて

みなさんこんにちは、MUASAKOドラム教室の茂木草馬です。

 

先日9月18日に無観客で行われたTRIO JAZZ LIVE 、無事終了いたしました。
ご視聴いただいた方々、ありがとうございました。

 

今日はそのライブに関すること、あの現場特有のドラムのお話をしたいと思います♪

 

では早速行ってみよう!!

 

当日は台風予報

三木さんのライブではよく雨になるのですが、今回は半年以上ぶりのライブで台風予報でした(笑)

実際東京はそこまで影響を受けなかったのでよかったです。

 

メンバーと会うのも久しぶりで、三木さんは7ヶ月ぶりぐらい、

稲荷くんは半年ぶりぐらいでした。

 

お二人と出会ってからここまで会うことがなかったのも、演奏することがなかったのもおそらく初めて。

 

夏の感染爆発の影響はやっぱり大きかったです。

けど久しぶりの再会を果たせて本当に良かったです♪

 

この現場に必要なドラムの在り方

 

ライブの数時間前に集まって、その日やる曲目について初めて打ち合わせをするのですが、
この現場は少し特殊で、ベースが居ないんですね。いわゆるベースレスという編成です。

 

そしてフロントマンがオーボエ。

もう一人の稲荷くんは基本的にはアコースティックピアノ。

 

この仕組みからしてドラムはかなり音量的には落とさないとオーボエの良さ、
ピアノの良さを消してしまうことになります。

 

オーボエという楽器はとても繊細で美しい音色を出すことができますが、
その点で基本的にはクラシックで活躍する楽器です。

そんな背景があるので、ドラムは音量を落としつつもリズムキープや
ストーリーテラーとしての役割は果たさないといけない。


しかしその役割をちゃんと果たそうとしてしっかり叩いても、

極論ドラムはうるさいからやっぱ要らないや、と思われたら終わりです(笑)

ということでまずこの現場で最も重要なことは音量を落とすこと。

 

この課題をクリアするためにいつも使う木のスティックを使わずに、ナイロン製のスティックを使ったり、

ジャズではおなじみのブラシをバラードやスローテンポ以外の曲でも積極的に使います。

 

木のスティックで100の力で叩くと100という音量が出るとしたら、
ブラシやナイロン製のスティックで同じ100の力で叩くと70ぐらいの音量になるイメージです。

 

音量だけではなく音色も変わるのでより変わったな、という印象を受けると思います。

 

もちろん一切木のスティックを使わない、と言うわけではなくて、
盛り上がる曲、オーボエも力を込めて吹けるタイプの曲の時は木のスティックで応戦します。

 

この道具類を使うだけで音量の課題はある程度クリアできます。

 

その次に求められるのはドラムの本質と言ってもいいリズムキープや、楽曲のストーリーを作っていくことです。

 

次回はライブ自体の振り返りや、リズムキープのお話を書こうと思います♪

お楽しみに!!