教える上で心がけていること

みなさんこんにちは、MUSAKOドラム教室の茂木草馬です。

 

今日は久々にコラム的な内容になります。

 

ドラムを教える上で心がけていること、気をつけていること、についてお話ししたいと思っています!

それでは早速参りましょう(^_^)

 

正解は提示する

 

なんか堅苦しい見出しですが、(笑) 正解を提示する、とはどういうことでしょうか。

 

よく音楽や芸術分野では正解がなく、個性が大事、間違いなどない、的なことを耳にします。

勿論その通りです。

 

ただレッスンとなると、時としてその思想が返って混乱を招くことにつながるのです。

 

例えばドラム演奏をしていると、自由にフィルイン(リズムパターンではなくタカドンなどのちょっとしたフレーズ)をしていい場面が結構出てきます。

その時、自由なんだから文面的には何をやっても間違いではないですよね。

 

ただ仮に曲にミスマッチな(バラードなのに激しいなど)フィルインを生徒さんがしたとします。

その時自由なんだから〜と聞きすごすのではなく、あくまで曲調に合わせた上で自由、と説明し、

具体的にこんな感じのフィルならgood!というのを提示するのが講師に求められていることだと思います。

 

他にも叩くときのフォームや、曲へのアプローチなど、正解がいくつもありそうなことでもしっかりと生徒さんにあったチョイスをした上で、こうすると良いというのを提示するようにします。

 

正直フォームなんてものは厳密に言えば100人いたら100通りあるんです。

その中でおよそ基本とは言えないようなフォームで成功している人も沢山いますし、その反対も然り。

 

だからなんでもいいんだよ〜ではなくて、しっかりと講師が思う基本を教えることが大切です。

 

生徒さんは正解を求めています。

質問したのに、いろんな考えがあるしそれも良いんじゃない?だと、

ほぼ何も解決しないどころか逆に悩みが増えてしまったり迷ってしまったり。

 

言い切ることは確かに勇気のいることですが、

自分の中に根拠や経験をしっかりと持ったことをお話すれば良いのです。

 

 

 

できないこと、知らないことはしっかりと伝える

 

これもなかなか開き直った見出しです(笑)

 

講師をやっていると様々な質問を受けます。

その際になんとなくで答えないようにしています。

経験していないことや、わからないことはその場ではいくら話してもわかりません。

 

中途半端に理屈やそれっぽいことを並べるよりも、

素直にわからないと伝えて次回レッスンまでに自分なりに調べるようにします。

(もちろん長期化することもあると思います。)

 

あるいはテクニック的なことでの質問やリクエストの場合はどうにもならないこともあるかと思います。

 

例えば高速2バスやりたい方は教えられません、

メタルはレッスンで扱いません、などしっかりと伝える必要があります。

お応えしたい気持ちはよくわかりますが、

中途半端に今度やりましょうか、とか、あまり自身もしっかりとできないことを教えたりすることはよくありません。

 

そうでないことであればそれを機に練習したり、調べたりしましょう。

 

僕自身は生徒さんと一緒に悩みを解決していくことや、

今までの知見になかったことを広めていくことに肯定的です。

絶対的になんでも知っていてなんでもできる人なんて、本当の意味ではいないと思っているからです。

 

やはりその人自身(講師)の経験や技術から出てくることって強いんですよね。

教える言葉や教え方にもリアリティや説得力が増すものと思っています。

 

生徒さんの質問やリクエストを機に講師自身がレベルアップできることも沢山あるということですし、

その際に調べたことや練習したことを教えることで生徒さんからしたら納得のいく答えを得られるようになります。

 

臨機応変に

最後に。

 

生徒さんが違えば、当然同じ教え方をしても結果が異なってくるものです。

いうまでもなく十人十色。年代が違えば性別、お仕事、始めた動機、、などなど全てが違います。

つまり同じ教え方をしていてはいけないんですね。

大事なのは結果を変えないこと。

 

ある曲に取り組んでいて、Aさんはできそう、Bさんは難しそう。

そうなった場合に教え方にバリエーションがないと、結果が異なってきてしまう可能性が高いです。

 

曲の難易度を変えて教えることも一種の臨機応変と言えますし、

もっと内側の話で、言葉のチョイスや、宿題の出し方、そんなことも無意識ではありますが当然生徒さんによって変化しています。

 

先ほども書きましたが大事なのは結果を変えないこと。

トライした曲は叩けるようになってほしい!

もちろん生徒さんの頑張りも必須ですが、そもそも頑張ろうと思えるレッスンなのか?

叩けるようになりたいと思えるレッスンなのか、そこが大事です。

 

 

まとめ

 

いかがでしたか?

大きく分けると3つの要素がありました。

講師を知ることでより学びが楽しくなってくれると嬉しいです!

 

もちろんそれこそいろんな思想がありますし、ご自身の感覚にあった先生に出会えますように!

 

随時無料体験レッスンを受け付けています。

新たな出会いを楽しみにしています^_^

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